誰のための生産性!?
「美容師が意識すべき生産性」
まいります
個人的な「売上目標」を掲げている美容師さんは多いと思います
「いついつまでに売上100万クリアするぞ!」
とか、
「指名売上300万達成するぞ!」
とか。
その数字ってどこからはじき出しましたか?
先輩に聞きましたか?
本に書いてありましたか?
それ、数値目標として妥当なんでしょうか?
なんでも疑問に持つ事は大切ですからね。。
美容師なって、まず目指すとこって「スタイリスト」だと思うのです
スタイリストデビューする前って、漠然とそう思ってませんでした?
意外とそんな感じの方、多いと思います
実際は、この時点で「残念な感じ」に陥ってしまってますよね
「スタイリスト」を目指すなら、「300万スタイリスト」とかを目指したほうが、実現度は増す
より、具体性のある目標のが良いって事です
だかしかし、
駄菓子菓子、
「一口に300万スタイリスト」っていっても、角度を変えてみてみるだけで、その内情は様々です
A. アシスタント5人使っての300万
B. アシスタント3人使っての300万
Aの場合の生産性は50万
Bの場合は生産性75万
圧倒的に、「B」のほうがサロンの生産性というものを押し上げています
「会社として最低限の雇用環境を整備する」のであれば、1人当たりの生産性80万~の生産性が必要となってきます
スタイリスト&アシスタント二人で、月額売上160万をクリアして、はじめて社保や週休二日などの労働環境に見合った仕事をしている となるわけです。
予約管理もできず、アシスタントつかいまくっての売上300万は、組織のプラスになっていないかもしれませんので、安易な「俺様売上げてるし!」は痛々しいという事を自覚しましょう
どうしても意識が「スタイリストとしての自分の売上」にいきがちな美容業界ですが、これは、いままでの流れ、教育的に致し方ない事なのだと思います
だからこそ、
スタイリストデビューの前から、「一人当たりの生産性」を全員が意識しているサロン
これは、強みになり得ます
トップは積極的に知識をスタッフに落とし込んでいきましょう
そして、一人当たりの生産性を考える際に、もう一つ大切な事があります
それは、
「その生産性を、どのくらいの労働時間で上げるのか?」
80万の生産性を9時間の拘束時間であげるのと、12時間の拘束時間であげるのは全く違います
月6日の休みであげるのと、月8日の休みであげるのは全く違います
適切な労働時間で、適切な売上を上げる
これは「会社が目標にすべき事」だと思います
「美容師だから我慢しろ」は、経営レベルでの甘え。
雇用側と、雇用される側
どっちも「プロとしてガチンコに頑張らなければならない時」なのではないでしょうか?
どちらかが寄りかかるのではなく、シビアな相互依存こそが、長期的な信頼感を構築する為の最善策だと考えます。