美容室は儲かるのか?つづき。
年商規模にもよるのですが、1店舗目でオーナー(経営者)が給与(役員報酬)を取りすぎると、未来に向けての適正な投資ができなくなります
1、休日や給与などの労働環境面
2、人を増やす為の求人費
3、入客機会の為の集客費
目先の投資ですらこれだけの案件があります。
これを、投資したくないオーナーサイドの都合のいいように解釈しますと、
1、休日や給与などの労働環境面の整備→甘えんな 美容師は気合いだ
2、人を増やす為の求人費→甘えんな 撮影等の外部活動をしてみろ
3、人が増えた際に入客させてあげる為の集客費→甘えんな 今は自力で集客する時代だ
となりかねないわけです。。
まあ、わかるんですけどね。
確かに、昔に比べて美容師のおかれている環境は超恵まれている
それに甘えて、「自分の足りない部分を改善する努力もしない」くせに、「会社に要求だけする奴」も多い。。
でも、「だから会社が何もしなくていい」は筋が通りませんからね。
その理屈が通じるのは、最初から業務委託で営業しているサロンだけ。
周りの環境にして逃げている美容師も良くないけど、社員のせいにして自浄努力をしない組織も良くないでしょ(当然)
雇用において、「依存」の関係というのは長続きしません
☆会社はよりよい発展の為に全力を尽くす
☆社員も自分が出来る事に全力を尽くす
お互いが自立した、「メリットデメリットの友好関係」こそが、組織発展の鍵だと思うわけですよ。
話を戻します
1店舗目での美容師オーナーの取り分は10~15%以内
ただし、利益の範囲内での話です。
赤字ならオーナーの取り分なんてないのですよ。。
寝ずにチラシでも配るか、深夜のバイトでもしましょう。
そして、
「2店舗目以降の取り分は5%くらいが妥当だな」と考えてます。
何故なら、美容師としての生産性ではサロンに寄与してませんからね
オーナーはビジネスとしてのリスクは負っています
だからといって報酬を取りすぎると「先がつづかない」ように思います
「ピンハネしすぎ!」って言われちゃいますよ 苦笑
独立した多くのオーナースタイリストさんのお話を聞いて驚いたのですが、「遠くない未来に現場を離れたい」と考えている人は予想以上に多い。。
もちろん、「考え方の違い」ですので、何が正解とかはないと思います
美容師生涯現役
引退して経営にまわる
決断し、信念を貫き通せば、どちらも素敵だ
ただし、現場を引退するなら取り分は5%
利益が出ている前提で5%かなあ。。。と思ってます
美容師を経験した者としてはね。
じゃなきゃ、多くの社員は組織に残れないでしょ。。
社員が残れない現状が続くと「不毛な独立」が増え、更なる店舗過剰、労働環境悪化が加速します
もうそろそろ止めませんか?
一生を通じ年収500万に達しない人が大多数の時代
あなたはいくら稼ぎたい?
理想を掲げ、これから店舗展開をして行く美容室経営者は5%
年収1000万取りたいなら、年商2億って事です。
独立し、年商が億を超す人なんて1%くらいなんじゃないですかね
幸せの価値観が多様化している今
多くの人にとって「収入」はそんなに大切ではないのかもしれません
コンサルさせていただいているサロンオーナー様がこんな事をおっしゃっていました
「足るを知る」
生き方を工夫し、小さな幸せを感じながら生きていく
そんな意味なのでしょうか?
素敵だな と思いました。
でも、
やっぱり僕は稼ぎたい。
独立前に何かの本で見かけ、自分自身の「経営信条」にしようと決めた言葉。
「先義後利」
「信用を得る事が出来るのならば、後から利益はついてくる」 といった意味だと勝手に解釈しています。
僕に関わってくれた人には幸せになってもらいたい
その為にはやっぱりある程度のお金が必要
だから会社でも利益を出したいし、それを適切に使いたい
僕自身も沢山稼いで、生きていく上での選択肢を増やしたい
親孝行も家族孝行もしたい
「今の時代を生きているのならば、そこに一生をかけてチャレンジしたい」
そう強く思っています。
みなさんはいかがでしょうか?
お金について深く議論をした事はありますか?
仕事仲間や友人や家族
深い話になると思いますので、一度してみるといいと思いますよ
ケンカになるかもしれませんけどね