髪の基になっている結合【ペプチド結合】
ペプチド結合
毛髪はケラチンタンパク質で構成されています。もっと拡大してみると、このケラチンはアミノ酸で構成されています。
アミノ酸同士がペプチド結合で連なり、長い鎖状になっているのが『ポリペプチド鎖』。
よくトリートメントに『PPT配合』というのを見たことがあると思います。
このPPTというのはポリペプチドの意味です。(もっと簡単に言うとたんぱく質)
ポリペプチドとは、多数のアミノ酸がペプチド結合によって連なった化合物の総称です。
※通常は、分子量が100以上~1万以下のものをポリペプチド→要は小さい塊。分子量が1万以上から数百万までの高分子化合物をタンパク質といいます→要は大きい塊。
毛髪はケラチンという高分子化合物であるタンパク質でできています。
このケラチンはポリペプチドが集まってできています。
トリートメントのコラーゲンpptやケラチンpptというのは、とってもとっても小さいので、ダメージで損傷した毛髪の内部の小さな隙間を補修できるということです。
話を戻しまして。
なぜこんな分子レベルの話をしているかというと。
このポリペプチド鎖とポリペプチド鎖を繋いでいるのが『シスチン結合』『水素結合』『イオン結合』だからです。
ペプチド結合は後述するシスチン結合、水素結合、イオン結合と異なり、一度切断されると二度と戻りません。切断されると枝毛などといった状態になります。切断に至る原因としてはカラーやパーマなどの繰り返しによるハイダメージです。